防錆対策について

大型製品の防錆対策について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

防錆対策としてカチオン電着塗装が普及した理由には、その安定した生産性が大きな理由として挙げられます。

大型製品の防錆対策で一番困ることは?

電着塗装の場合にはそのサイズの入る電着槽が必要となることから、設備面で出来るところが少ないという点が挙げられます。
また、もう一つ挙げられるのが、「小ロット対応が出来るところが少ない」という点です。

小ロット対応が出来るところは少ない?

1個だけ、3個だけ、という電着塗装の要望があっても出来るところが少ないのは何故でしょうか?
それは塗装工場のライン構造に理由があります。
一般的な塗装工場は、ある程度自動化したライン構成にしています。
これは生産性を高め、より多くの製品をより効率的に安定的に塗装していくためです。
ですが逆に、これらの塗装ラインに合わない製品の場合には対応しきれないということが起こるのです。
特に表面積の多い製品の塗装は一般的な量産塗装ラインでは難しいものです。

ダイワコーポレーションでは電着塗装のラインを、その製品にあわせて構築しています。
ここには「大型の電着塗装が出来る工場が足りていないならダイワがなろう」という創立時の思いがありました。

生産性を求めるとラインにあわせた製品にしか対応が出来ません。
私たちは、一度にたくさんの塗装は出来ない分、ひとつひとつの製品にあわせた流し方が出来るようなラインを構築してきたのです。

ラインに合わせた製品ではなく、製品に合わせたラインや条件をその都度構築することで、
ひとつひとつ、特に小ロットで独自の塗装や条件が求められる製品に対しても最適な状態を提供することが出来ます。

その工場がどのような対応が出来るのかという点については、工場見学をおすすめします。
どのような製品を得意として、どのような狙いで組まれたラインなのかということを直接確認が出来るからです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る